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VdF Zou Mai 2016 / John Almansa

ゾウマイは、樹齢35年ほどのサンソーを用いて造られたワインで、栽培はもちろん自然なアプローチを採用。とは言え、まだまだ始めたばかりということもあってよい状態に転換するまでは、まだまだ時間が必要です。

特徴的なのは、ラングドック特有の鈍重な味わいを避けるため、剪定の時期を極限まで遅くし（4月頃）、収穫時期に過熟とならないように気をつけたとのこと。フレッシュさと飲み心地の良さを残し、シンプルな味わいながらもスイスイと飲めるワインを目指しました。

ブドウの収穫は手摘みで行われ、グラスファイバー製のタンクを用い自然酵母のみで発酵させ、瓶詰め時には少量の酸化防止剤（亜硫酸）を添加し完成させます。

キュヴェ名は、Zou（進む） Mai（再び）という意味を指し、エチケット（ラベル）には、恵みと脆さと豊かさのシンボルであるというタツノオトシゴがあしらわれています。

2016年（ラベルに表記はありません）は、前年よりも表示アルコール度数は1％高くなって12.5%で、紫系果実の凝縮した雰囲気をより一層感じられるものの、コンフィチュールのようななめらかな果実味としなやかなタンニン分が心地よく、鈍重な味わいを避けるというコンセプトを踏襲した仕上がりになっています。

シンプルなワインではありますが、きめ細やかな質感があり、安定感も抜群。還元のニュアンスもなく、野性的な風味や豆っぽいニュアンスもありません。抜栓翌日もみずみずしさを保っており、グラスワインとしても重宝しそうな雰囲気で、ナチュラルワイン入門には最適なワインではないでしょうか。(インポーター資料より)

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